【ファールの使い方】ポイントガード一対一で守るには、、、
こんにちは、ダムダム太郎です!!
学生のみんなは、
バスケットボールのファールについてどう思っていますか?
「無駄なファールをしてチームファールを増やさないでほしい」
「ファールをするのは汚いプレーだ」
などと思ったことはありませんか?
よくこのように思われるが、
バスケットボールのルール上、
個人ファールは4つまでOKですし、
チームファールの4つまでなら、
相手にシュートモーション以外のファールなら
フリースローにはならないのです。
逆に考えれば、ファールは4つまでしてOKということを言っているのです!!
特に、一対一の場面で使うことは多いです。
実際に試合を観ると、
Bリーグの選手でもこのようなファールの使い方をする選手はたくさんいますし、
さらに、ヨーロッパの選手であればバスケットボールの試合を進める中でファールをしていい時とダメな時を使い分けているところも多いです。
では、バスケットボールで一対一の状況で使っていいファールと
絶対にやってはいけないダメなファールを解説します。
一対一で絶対にしてはダメなファール
ファールをするかしないかということに限らず、
最初に絶対に一対一でしてはダメなファールを知識として
入れておくことが大切です。
基本的にファールはデメリットと言われていますが、
状況によっては、ファールがOKなこともあるからです!
テクニカルファールやアンスポーツマンライクファールをする
このファールをしてしまうと、相手にフリースローを与えるのと相手ボールからのスローインの両方になります。
相手に得点を与えるチャンスと自分のチームのファールカウントを増やしてしまします。
特に、注意が必要なファールはアンスポーツマンライクファールです。Bリーグでもよくあることですが、自分たちがターンオーバー(ミス)をした後に速攻された時です。この状況になると、ボ速攻を止めようとして、後ろから追いかけて手を出してしまうか、相手オフェンスに振り切られて横から手を出してしまうからです。このファールをした時の判断として、ボールに向かってディフェンスをしているかどうかで通常のファールとアンスポーツマンライクファールを見分けてられています。また、これよりも悪質なファールと判断されてしまうと、アンスポーツマンライクファールよりもうグレードが上がり、テクニカルファールになることもあるので注意が必要です。
オフェンスファールをする
オフェンスファールをすると、オフェンス側の攻撃のチャンスを失い、相手ボールからのスタートになります。自分チームのファールカウントを1つ増やすことになりますが、チームファールが5つ以上になってもフリースローはありません。
点数を取理に行くプレーをして発生したのはしょうがない部分もあります。ですが、試合ごとの審判によっては少し押しただけでもオフェンスファールと判断されることがあります。またオフェンスファールになりやすいのは、手を使って相手を倒してしまったり、シュート打つ時に相手ディフェンスに肘を当てる(ファールをもらいに行こうとする)、ディフェンスが正対しているのに、真正面から当たり倒してしまうことが多いです。
一対一を仕掛ける時には注意が必要です。
一対一で絶対にファールをしてはいけない状況
自分のチームのファール数がそのピリオド内で4つになっていた時
そのピリオド内で4つになっていた時にファールしてしまうのは基本的に避けるべきことになります。なぜなら、それによってファールが5つになりフリースローのチャンスを与えるからです。フリースローというのは、ディフェンスがいない状態で打つのでシュートの確率はどのシュートよりも上がります。
ですから、ディフェンスする時にさらに注意しなければならなくなりますので、ファールには要注意です。
一対一でファールをしてもOKな状況
次にファールをしてもOKな状況です。ファールをしてもOKな状況とは、相手の流れを止めるためにファールを使ったりします。簡単にすると、ファールをすることにより、自分チームが優位である状況を続けることができます。
上記の状況で意図的にファールをすることが、
ファールの中でも状況判断ができているファールになります。
では、実際に一対一においてどのような時にファールをするのが効果的か見ていきましょう!
ターンオーバーをした後に速攻をされた時
上記でテクニカルファールやアンスポーマンライクファールの部分でも一部解説しましたが、相手に速攻をされた時です。これにより相手に得点を決められてしまうと流れが相手に渡ってしまう可能性が大きいです。
例えば、自分のチームが速攻でダンクシュートや3ポイントシュートを決めたらどのように思いますか?
これを機にガンガン攻めて得点をとろうと思うはずです。
ですが、ここで注意があります。このファールで少し止め方を間違うとディフェンスがボールを取りに行っていないという判断でアンスポーツマンライクファールを取られることがあります。
状況を判断し、無理してファールに行きすぎないように注意が必要です。
相手オフェンスとミスマッチの時(身長差やスピード)
Bリーグで見てみると、
身長が167センチある日本代表の富樫選手が、
身長が206センチある日本代表のニック・ファジーカス選手と一対一をします。
富樫選手とファジーカス選手には、身長差が39センチあります。
このように身長差がある選手に一対一をされたらどうでしょうか?
ゴール下の場合だと、簡単にシュートを入れられてしまう可能性があります。このように相手に得点を確実に取られてしまう状況に対してボールをもらう前にファールをして止めます。
では、必ずしも身長が高い選手が有利とは限りません。
ファジーカス選手が富樫選手のようにスピードに一対一をされたら、どうでしょうか?
スピードが速い選手には抜かれてしまい、簡単にレイアップシュートをされてしまいます。このように、得点を取られてしまいそうな時にもファールを使うことが効果的です。
上記のように、一対一において身長差やスピード差でファールを使うことが効果的になります。
両方ともシュートモーション中にファールしてしまうと、フリースローになったり、また悪質なファールとみなされてしまうとアンスポーツマンライクファールになり、より不利な状況になってしまいますので注意しましょう。
試合終盤でファールゲームが必要な時
自分のチームが第4ピリオドの終盤で負けている状況においては、自分チームのボールを持つ時間を長くして、攻撃回数を増やしていくことが必要です。
なぜなら、相手チームは24秒の時間をギリギリまで使い攻撃をして、、試合時間をできる限り使いたいからです。
一対一でディフェンスをするには、
まずパスカットを狙うのはもちろんですが、
一対一で守っている相手にパスが渡ってしまったなら、
すぐにファールをしましょう。
注意しなければならないのが、ファールした時の自分のファール数には気をつけましょう。5つになれば退場になります。あなたが得点源ならディフェンス相手を変更してもらったり、そうでないなら得点源のシューターとディフェンスを入れ替えるのも一つの作戦になるでしょう。
終盤のファールを使った作戦は、チーム内でしっかり共有できることが大切です。
まとめ
ポイントガードの一対一におけるファールの使い方は、どうでしたか?
これにより、ファールするとこは全てが悪いことではないと理解してもらえたと思います。
一対一で状況判断をしっかりした上で、
ファールをすることで相手の流れを止め、自分チームの流れを渡さないようにすることが可能になってきます。
そして、このファールの使い方をチーム内に共有してもらえたら、ポイントガードだけではなくチームとしてのルールにも応用できると思います。